後立山(長野/富山) 針ノ木岳(2820.7m) 2022年10月22日  カウント:画像読み出し不能

所要時間  3:27 扇沢市営駐車場−−3:32 登山口−−3:44 林道入口−−4:01 林道終点−−4:07 橋−−4:15 大沢小屋−−4:37 河原に出る−−4:42 右岸へ渡渉−−5:02 左岸へ渡渉−−5:20 右岸へ渡渉−−5:34 最終水場−−6:06 針ノ木峠−−6:44 針ノ木岳 7:11−−7:33 針ノ木峠−−7:51 最終水場−−8:22 左岸へ渡渉−−8:32 右岸へ渡渉−−8:35河原を離れる−−8:47 大沢小屋−−8:55 林道終点−−9:05 車道−−9:12 登山口−−9:15 扇沢市営駐車場

場所長野県大町市/富山県中新川郡立山町
年月日2022年10月22日 日帰り
天候曇。西寄りの風強し
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場扇沢駅直下の有料駐車場より下に市営無料駐車場あり。ただしハイシーズンには早朝に満車になるので注意
登山道の有無あり。大沢小屋より下部は荷揚げ用の道を使ったが、小屋営業終了後も橋は撤去されておらず、近道として有用
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望晴れれば大展望
GPSトラックログ
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コメント寒冷前線通過直前だが午前中は雨が降らないようなのでまだ北アルプスへ。強風を避けるために針ノ木岳を選択したが正解で、山頂以外はほぼ風を避けられた。小屋の営業終了後は篭川にかかった2箇所の橋の撤去が想定されその通りであったが、水量減って簡単に渡渉できた。小屋の営業終了後でも10人程度とすれ違った。雪は微かに残るだけで無雪だったが、水が止まった場所では凍り付いていた。積雪よりも渡渉時の凍結でアイゼンが必要になる可能性が高そう


針ノ木岳から見た守門岳〜会越国境の山々。最遠は御神楽岳で直線距離で約190km


無料駐車場を出発 ゲート横から登山道に入る
今回は荷揚げ用の道で大沢小屋を目指すことに 林道歩き
林道終点 橋はかかったままだった
大沢小屋は今年の営業は終了 川原に出る
最初の橋のあった場所。針ノ木小屋営業終了で撤去済み 上部の橋も撤去されていた
最上部の渡渉箇所 最終水場。凍りかけていた
僅かに雪が残る 標高2350m付近
針ノ木峠。小屋は閉まっている 針ノ木峠から北を見ている
針ノ木峠から西を見ている テント場
テント場から南側の展望 標高2650m付近。雪は全く見えない
標高2750m付近 針ノ木岳山頂
針ノ木岳から見た北〜東〜南の展望(クリックで拡大)
針ノ木岳から見た南〜西〜北の展望(クリックで拡大)
針ノ木岳から見た常念山脈、槍穂、裏銀座(クリックで拡大)
針ノ木岳から見た守門岳〜会越国境〜浅草岳〜毛猛山〜村杉半島〜越後三山〜巻機山〜尾瀬〜奥日光(クリックで拡大)
針ノ木岳から見た立山〜剱岳
針ノ木岳から見た黒部別山、坊主山
針ノ木岳から見た黒部湖。遊覧船が見えた 針ノ木岳から見た剱岳
針ノ木岳から見た五色ヶ原 針ノ木岳から見た白馬岳、鑓ヶ岳。僅かに白い
針ノ木岳から見た種池山荘、冷池山荘 針ノ木岳から見た篭川。紅葉は麓が中心
立山に雪雲がかかり始めて下山開始 見える範囲に人の姿は無い
僅かに残る新雪 針ノ木小屋を見下ろす
針ノ木峠から下り始める 本日最初にすれ違った男性
次は2人組 さらに1名
最終水場。水量少なく役立たない 最終水場から流れた水はカチカチに凍っていた
強風で落ちたダケカンバの葉は紅葉していなかった ヤマクボ沢。もしかしたら無雪期でも歩けそうな
標高2170m付近で2人とすれ違う 2人とすれ違った直後に河原に出て左岸へ
標高2120m付近ですれ違った登山者 左岸巻道
辛うじて雪が残る。このまま溶けずに新雪に埋もれるだろう 標高2080m付近ですれ違った登山者
急な岩場を下る 橋があったはずの場所
この男性は橋のあった場所を行き過ぎて逆戻り 右岸の秋道
本日最後の登山者。標高1970m付近 ここで左岸に渡り返す
左岸へ渡るポイント。もう橋は無い 上流を見上げる。まだ稜線に雲は無い
ここで河原を離れて斜面に取り付く アルミ梯子があったはずだが橋同様に撤去されていた
大沢小屋 大沢小屋のすぐ先が荷揚げ道分岐。ちょっと分かりにくい
でも道はしっかりしている 登山道の標識があるが冬道用
川沿いの道 篭川にかかる橋。撤去の可能性も考慮していたがラッキー!
まだ針ノ木岳が見えている。意外と天気が持っている 残雪期に利用した堰堤下流側の梯子
無雪期はこの長い梯子を利用する 周囲は冬枯れして見通しがいい
林道終点。大沢小屋の軽トラはここまで入っていた 7月は池になっていた場所は泥濘に
林道 関電トンネルに続く車道に出た
扇沢駅と電気バス 登山指導所のテントは撤収済み
軽トラがゲートを通過していった 駐車場へ下る歩道の篭川側は伐採されていた
無料駐車場は満車


 もう10月も終わりに近いが長野市から見る北アルプスはほとんど真っ黒で雪はほぼ無し。今週末は日本海側から前線が接近して天気は下り坂であるが、県境稜線ではお昼頃までは天気が持ちそうなので北アルプスに出かけることにした。雪は降らずとも気温は低下しつつあり、もしかしたらこれが今シーズン最後の北アルプスになるかもしれない。

 前線の影響で西寄りの強風が予想され、気温はこの時期としては高い0℃前後が予想されているが風速を考慮すれば体感温度は-10℃以下だろう。できるだけ長い区間で風がブロックされるルートで登れる山が望ましい。最初は鹿島槍を考えていたが、冷乗越以降は一部を除いて風がもろに吹き付ける地形であり断念。一番の安全牌は蝶ヶ岳であるがお手軽過ぎの感も。次の候補は前常念岳経由の常念岳。これなら前常念に出るまでは風がブロックされ、前常念以降も山頂でブロックされ風が弱まる可能性が高い。悩みながらも常念岳に決めて出発した。

 ところが車の運転中にいいアイディアが浮かんだ。針ノ木岳である。篭川の谷筋を登っている時は当然ながら風は無いが、針ノ木峠から山頂の間の登山道はほとんどが稜線北側を巻いていて、南西の風がブロックされると気付いた。これなら山頂以外は風に吹かれることはなさそうであり、理想的なルートである。

 ただし懸念事項があり、既に今シーズンの針ノ木小屋の営業は終了しており、篭川にかかる橋が撤去されている可能性がある。事前に針ノ木岳に登る計画を考慮していればネットで調べることができたがもう遅い。しかし今は渇水期であり沢の水量は夏場よりかなり減っているに違いなく、おそらく橋が無くても渡渉可能と判断した。

 ついでに今回は大沢小屋までは正式登山道ではなく、大沢小屋への荷揚げ道を使うことにした。前回の針ノ木岳の帰りに途中からこの道の状態を確認したが思ったよりも良好であり、冬枯れした今の時期ならもっと状態はいいと予想された。ただし、ここでも篭川にかかる橋が問題に。大沢小屋の営業が終わっているので橋が無いかもしれない。しかし2ヵ月前でも橋の下流側の赤沢出合付近で渡渉可能な場所があったので、今の時期なら橋が撤去されていてもどこかで渡れる場所があるだろうと判断した。

 この時期の金曜夜の扇沢無料駐車場の入りは半分以下だった。ちなみに柏原新道入口付近の駐車場に車は皆無だった。種池山荘も冷池山荘も先週末で営業は終了しているので当然だろう。歩く距離が最短となる駐車場の最も奥に駐車。両側に既に駐車している車の真ん中に駐車できたので、夜中に出入りする車に安眠を邪魔されることはない。今夜は月明かりが明るいが明日は曇りの予報である。まあ、雨や雪さえ降らなければ文句はないが。

 山頂到着は午前7時半くらいを目標として出発は午前3時半。この時間に上がってくる車もいたが、観光ではなく登山だろうか。まだ真っ暗な中をLEDライトを点灯して出発した。昼間は有人のゲートは夜間は無人で車両の出入りはできないのかもしれないがこちらには無関係で、ゲート横の登山口へ。夏場はここには登山指導所のテントが常設してあるが撤収されていた。そういえば柏原新道登山口のプレハブの登山指導所も無くなっていたのには驚いた。あれが無いのはこれまで見たことが無く常設かと思っていたが、そんなことはなかったのであった。

 登山道は車道をショートカットしていくが、荷揚げ道に入るためには途中で車道を辿る必要がある。登山道から最初に車道に出た箇所は登山道をそのまま進んでショートカットし、次に車道に出たら車道を進むのがカギである。やがて左側に砂利道の林道が分岐するのでそこに入る。夏場だとこの入口に針ノ木小屋の車が駐車しているが今は空っぽ。

 そのまま林道を終点まで進むが、夏場は草が伸び放題で廃林道の雰囲気が濃くてダニに取付かれそうでイヤな雰囲気だったが、今は冬枯れで草が消えて安心して歩ける。林道終点から歩道に変わるが、ここも冬枯れで夏より道幅が広がったように見えた。道は一本道で分岐は無いので迷う心配はない。

 2段のアルミ梯子で堰堤を越えて篭川にかかる橋に出ると橋はかかったままで一安心。もしかしたらこの橋は積雪期も撤去しないのかな? でも堰堤のアルミ梯子は残雪期は堰堤上に引き上げられていたので、梯子を移動する際に橋も撤収するのかも。かけたままでは雪の重みや雪崩で橋が破損する可能性が高い。ちなみにこの橋の主要な構造体はアルミ梯子であった。

 対岸に渡ってからも良好な道が続く。川沿いから登りにかかると大沢小屋より僅かに扇沢側で登山道に合流。登山道から見ると笹が被って道なのか沢なのか分からない状態であり、標識も無いので知らないで迷って入ることは無いだろう。私の場合は今後は登山道よりも荷揚げ道を使う方が回数が多くなりそうだ。荷揚げ道の方が間違いなく距離は短いだろう。

 登山道周辺も冬枯れが進んでいた。いつもの場所で篭川河原に下りて左岸を進み、左岸から右岸へ移る場所の分岐は暗闇でも見落とすことはなく川の方へと斜めに下っていくと、予想通りに橋は影も形も無かった。ただし、橋があった場所は川幅が最も狭い場所で想定通り夏よりも水量が減っており、飛び石で簡単に対岸に渡ることができた。これなら上流の橋があった場所はここよりもっと水量は少ないはずで簡単に渡れるだろうと一安心。あとは右岸を登る際に上流側の橋のあった場所が分からず遡上しすぎないかどうかが心配。そこを通過する時刻はまだ真っ暗であろう。

 右岸の秋道は一部を除いて明瞭であり、ピンクリボンの目印が点在するので気を付けていれば大丈夫。さすがにこの時期は雪渓は全く残っていない。標高2000m付近で踏跡は直進方向があやふやになり右の本流に向かって曲がっており、川の向こう岸にピンクリボンが見え、橋がかかっていた場所と簡単に判別できた。予想通りここも水量が少なく簡単に渡ることができた。

 ここで下流側を振り返ると予想外に一つの光が見えていた。小屋の営業が終了したこの時期に、私以外にも真っ暗な時間帯に登っている登山者がいるとは驚きだ。距離と標高差からして時間差は30分程度であろうか。相手がトレランナーでない限りは追い付くことはなさそうだが、あちらも針ノ木岳に登るのであればどこかですれ違うであろう(実際にはすれ違わなかったと思われる)。

 この先は昨年も歩いているのでルートの記憶がある。最初は急な岩場をガシガシ登ってから水平移動に移り、谷の傾斜が緩んで谷の幅が広がったら河原を横断して右岸の秋道に乗り換える。トラバースの途中で下流方向を見るとさらに光が一つ増えていた。時間差はおそらく1時間以上あるだろう。こんな時期に3人も夜間登山者がいるとはねぇ。

 右岸の秋道に乗ればもう迷いやすい場所はない。ここまで登ってくる間に篭川へ流れ込む支流が右岸、左岸とも複数あって水には困らなかったが、最終水場以降はもう水場は無い。でも今回は出発時に行動中に必要な分量の水を持っていたので補給は不要である。その最終水場が近付くと登山道上に流れ出た水がカチカチに凍結して分厚い氷を形成し、ツルツルで歩けたものではないため氷が無い道端を歩いた。氷の源は最終水場であり、水量が減って水の流れは地を這う程度しかなく水を汲むのは不可能な状態であった。この水量だと完全に凍り付くまでにさほど時間はかからないだろう。

 最終水場から小さな沢を横断して一つ右側の本流へと乗り移り、あとは上を目指すだけ。ここは西寄りの風がブロックされて風が弱いはずなのに、稜線で風が巻くのか意外に強い風が吹き下ろしていた。ここでこんな風では稜線に出ると爆風かもなぁなどと考えつつ、防寒装備をいくつか着用。さすがにこの時期の気温としては高めとは言っても登りでも全く汗をかかずに済んだ。

 赤茶けたガレた斜面をジグザグに登る区間では周囲が十分に明るくなった。頭上は曇っているが雲は薄く、雲の隙間からまだ青空を望むことができて天気の崩れは小さそうだ。北側の県境稜線の山々には雲はかからず、鹿島槍ヶ岳もすっきりと見えていた。これなら展望も期待できそうだ。夏場は雲海で遠くの山並みはほとんど見えることはできなかったが、今回はどうだろう。志賀高原の山々の奥に奥日光や尾瀬の山並みが見えるといいのだが。

 ジギザグを登り切って針ノ木峠に到着。営業を終了した小屋の窓は雪で破損しないよう屋根と同じ茶色の木の板?で雪囲いされていた。ここで進路は針ノ木岳方面へ。さすがにテント場にテントは皆無。ここから南側の展望が開けるが槍穂は見えているが八ヶ岳や南アルプスは霞んでほとんど見えなかった。

 稜線に出てからも登山道は主に北斜面に付いているので想定通りに風は弱かった。このまま山頂まで強風を避けられそうだ。北斜面なのでもしかしたら多少は雪が残っているかと思っていたが、遠目には全く白いものは見えなかった。実際には日影にごく僅かに雪が残っていたが、ぱっと見では全く存在に気付かないくらいの量であった。10月終わりでこれしかないのだから近年の温暖化の影響は大きいと言えるだろう。

 登山道が稜線上に移る一部の区間でも思ったよりは風は強くなかったが、おそらく気温は+2,3℃程度で風があるとめっちゃ寒い! 再び稜線の右側(東側)に登山道が移り、最後の登りで無人の針ノ木岳山頂に到着。山頂は風が強くこれまで以上に体感温度が下がったのでまずは岩陰に隠れて防寒着を着込んでから写真撮影。曇り空だが特に東の空は雲が薄くて明るく、横手山や岩菅山等の志賀高原の中心部の山並みより北側では志賀高原より奥の山々が見えていた。特徴的な二つのコブに見える越後三山の越後駒ヶ岳と中ノ岳を起点に山岳同定。巻機山の右側に見えているのは平ヶ岳で、特徴的な苗場山の右側のピークはその形からして尾瀬の燧ヶ岳に違いない。岩菅山と横手山の間に見えている稜線は根名草山周辺で、横手山の右側に頭だけ見えているのは男体山だろう。残念ながら日光白根は横手山に隠れているようだ。本白根山と四阿山の間に見えている平坦な稜線は袈裟丸連峰であろう。

 今日は空気の透明度がいいようで、越後駒ヶ岳の左側にも山並みが続くが、こちらは中越の山々だとは分かるが山名は不明で、帰宅後にカシミールで確認したら村杉半島、毛猛山、浅草岳、守門岳などで、さらに奥の会越国境の貉ヶ森山、日尊の倉山、御神楽岳まで見えていた。御神楽岳までの距離は約190kmあり夏山シーズンではほとんど見ることはできない。八ヶ岳や南アルプスは霞んでほとんど見えなかったが、今日は東から北東方向は素晴らしい眺めであった。

 黒部川を挟んで対岸の薬師岳、立山、剱岳方面にも全く雪は無し。白馬岳などの後立山北部の山々も雪は皆無のように見えたが、白馬岳をズームで拡大したら僅かに白いものが残っていた。槍や穂高は北斜面を見ているわけだが、これまた雪は皆無であった。

 岩陰で冷たい強風を避けながら休憩しつつ後続が登って来ないか針ノ木峠に続く登山道を見渡したが人影は皆無。後ろに見えていたライトの光の位置からして30分遅れ程度のはずだと予想したが、思ったよりも離れてしまったか、それとも蓮華岳に向かったのかもしれない。最初はすっきりと見えていた立山、剱岳に雨か雪が降り始めて霞がかかったように白く煙り始め、こちらでも雨や雪が降り始める恐れが出てきたので急いで下山を開始した。結果的には扇沢に下っても県境稜線には雲はかかっていなかったので、おそらく天候悪化は立山、劔の稜線でブロックされてこちらまで下りてこなかったようだ。

 針ノ木峠までの間では登山者とは全くすれ違わず無人地帯。針ノ木峠から雪が消えた針ノ木雪渓側に下っていくと赤茶けたガレのジグザグ区間で計3人の登りの登山者に遭遇。その後もポツリポツリと単独や2人組の登山者とすれ違い、計10人程度。小屋が営業終了して日帰りのみ可能であり、しかも橋が撤去されている中で登ってくるのだから一般登山者とは少し違うのかもしれない。とはいいつつ橋が撤去されたことを知らずに登ってきた男性もいたが。

 帰りも大沢小屋からは荷揚げ道を使った。こちらの方が扇沢へ直線的に結ばれているので距離も時間も短くて済むからだ。林道の泥濘では往路の私とは別の新しい足跡があり、今日すれ違った登山者の中にもこちらのルートを使った人がいたようだった。

 舗装された車道に合流して扇沢へ。おそらく気温は+10℃前後と思われ観光客は当然ながら長袖姿であるが、私は山頂から2時間ほどずっと体を動かし続けていたので半袖姿のまま(笑) もう観光シーズンのピークを過ぎたのか、それとも天気予報がイマイチな影響なのか、有料駐車場は最上段が埋まっているだけであった。

 有料駐車場から無料駐車場へ下る遊歩道は樹林に覆われて展望はなかったはずだが、今回は篭川側の樹林帯が広範囲に切り開かれて、すぐ近くに砂防ダムが見えていた。こんなに近くに川が流れていたとは知らなかった。

 無料駐車場は満車で、新たに駐車場に入ってきた車が空きスペースが無くて場内で待っている姿も見かけられた。今回はほとんど汗をかかなかったので着替えを済ませて軽く飯を食って出発した。柏原新道周辺の駐車場は昨夜は車は皆無だったが、帰りには計20台くらい駐車していたと思う。種池山荘も冷池山荘も今年の営業は終了しているので基本的には全員が日帰りだろう。無雪の鹿島槍は今秋が最後かもしれない。

 

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